リアルタイムではなく放送遅延しないといけない理由には驚きました。

「FREE経済学入門」

グーグル、ツイッターなどの権力者達は昔から、「フリー経済」を利用していた。
間違いなく脳は「フリー(無料)」とうい言葉に弱い。日本においても、古くから「損して得とれ」という言葉があり、多くの承認や起業家がそれを実践してきた。これはビジネスの基本原理である。
無料会員とういこう言葉につられた一員になった人が、貴重な情報が提供されるという怪しげな投資情報の有料会員に誘われるといった、無料をテコにして人を集め、それとは関係のないグッズや情報を販売するような仕組みはネット上で当たり前になっています。人間は、意図的に目的をあとだしで明かすことを極端に嫌います。古くからある「タダほど高いものはない」という言葉は、いまだに真実を突いています。向こうからやってくる情報、それも自分たちよりも立場の強いものが発信する情報には、私たちはことさら慎重でなくてはなりません。

グーグルこそ、無限大の利益をあげるビジネスモデル。グーグルといえば、無料の食事、コートでテニスなどユニークな社風ばかりが、あたかもパワーの厳選であるかのように、マスコミではとり上がられている機会が増えていますが、グーグルの企業文化をマネしてもグーグルほどのパワーは生まれません。

いつもお金がない人というのは、そのお金がない状態がその人のホメオスタシスレベルになる。例えば、30万円の貯金がいつもないと心配する人は、30万円がホメオスタシスレベル。30万以下になると無意識のうちに、節約をしだす。そこに大金がはいってくると、元の状態に戻る手段として、無意識のうちに浪費を始めたりする。しかし、無料は私たちが持つ金銭的なホメオスタシスレベルをまったく崩す事はありません。

地上波デジタルは、アナログ放送にくらべると3秒遅延する。アメリカでは7秒の遅延。今では時報を消えました。遅延現象は「おっぱいポロリ事件」から、政府が放送検閲を行い、視聴者に流れないようにカットできる体制を整えたといわれている。しかし本当に問題視しているのは、テロリストのハイジャック。放送遅延を認めた事で、今後、私たちから自由な言論がどんどん奪われていくことでしょう。それは、政府の監視によっていくらでも世論操作を可能にする社会への道を開いてしまったことでもあるわけです。

国家収税こそがフリーミアム。子供を生んでくれるならタダでお金を差し上げます。しかし、その子供達が立派に成長したら、それを埋め合わせ余ある税金を払ってもらいます。というものでしょう。より多く、より容易に微税を行うための最も簡単な方法は、何も考えず、何も疑問に感じない、素直な国民をつくる事です。人間を国家を運営する奴隷をつくり、権力者は両者が生み出す経済から富をいくらでも吸い上げることができ、この世界をいかようにも牛耳ることができるということでしょう。

無料であっても高価なものでも、何のためにそれが必要なのかと考えるのです。それが自分のゴールの世界と無関係なら受けつけず、人生のゴールを達成する力を減殺されないことです。

アテネとスパルタの市民は、経済的対価を求めることに意味がないと考え、お金にならない芸術や哲学の世界に意味を求めるようになっていく。私たちもアテネやスパルタの人々のようにお金にならない何かに人生を意味を求めるようになるということです。フリーミアムの流行は、モノが潤沢になる世界を象徴する出来事です。これから流行するのは、生きる意味を見つけてあげるビジネスです。


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