武田邦彦先生の「精神状態を自然にしておいて、食べたいときに食べる」はいいですねー。私は、いっつも寝る直前に大量に食べていますが、特に体調悪くならないんですよねー。逆に食べないと夜に起きてしまい寝不足に。。。

「健康談話室」

日本人の平均年間所得はこの15年で460万円から400万円へと大きく減り、さらに年俸10億円を超える経営者も多数出現して、かつてのように「みんな日本人、みんな同じ」ということからギスギスした毎日に変わりつつあります。

雇用関係が不安定で60才をすぎて自分の満足する仕事をしている人はそれほど多くはありません。確かに長寿であることは大切ですが、定年後、何もせず、塩気の少ない食事を強制され、血圧降下剤を飲み、コレステロールを減らして気分が落ち込む生活を続けるのが「人生のクオリティー」でもないと思います。

それとともに、いかがわしいデータも多くあります。たとえば「朝食を食べた子供や学生の方が成績が良い」と文科省や専門家が言っているので、調べてみると、「朝食と成績の関係」しか調べていないのです。

もし人間が自然の中に住んでいるとすると、食べたいときに食べ、寝たいときに寝て問題はないと考えるのが妥当です。食べたくないというのは肝臓のグリコーゲンがまだ充分にある状態ですから食べなくても良いのです。

朝食を食べることを勧めている本をジックリと読んでみると、「朝、おきたときにはすでにグリコーゲンがほとんど無くなっているので、朝食を食べないと大変な事になる。頭脳はグリコーゲンが必要だから、ぼーっとする」などと書いてありますが、これは「前の夜、6時頃軽い夕食を食べて寝た場合」で、朝、おきて太陽の光を浴び、少し軽い運動やコーヒー、それに家族との話をしても、朝食が食べたくないということになると、それは何かの病気です。朝食の問題とは言えないでしょう。

また、夜11時にお腹が減っていたので、たらふく食べて(減っていたら食べて良い)、寝た。朝起きたら食欲がなかったというのも当たり前の話で、この場合は肝臓のグリコーゲンは充分にあるので、別に食べる必要もありません。

最後にもっとも重要なことに気がつきます。それは「精神状態を自然にしておいて、食べたいときに食べる」ということです。なぜかというと、食べたいというときには体が栄養を求めているので、そこで食べると、「食物を一回、全部分解して」、「体に必要なものを再合成する」と言うことだからです。

つまり食べたくないときに「朝食は食べなければ」というような強迫観念を持つと、体はなにが必要かわからないので肥満などの原因になりますが、食べたい時には体は何らかの栄養を必要としています。その点では「肝臓のグリコーゲンによってだけで空腹を感じる」という現代の科学はそのうち、修正されるでしょう。

その点で、「夜食はなぜ食べたくなるのか?」、「お酒を飲むとなぜラーメンが美味しくなるのか?」なども追々、調べていきたいと思っています。それなりの理由があり、体に良いはずだからです。
 
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