温泉は落ち着いた状態になってから入らないと逆に疲れるんですね。
「特命リサーチ200Xの睡眠方法」
アメリカ、フランスが平均睡眠時間7時間と比べ、日本は6.5時間と約30分短いことが判明しています。また、平均睡眠時間が6時間に満たない人の割合でも日本がトップだったそうです。睡眠不足が続くことにより「睡眠負債」というものが蓄積するのだそうです。塵も積もれば山となるというのは睡眠に関しても同じようで、仮に6時間睡眠を2週間続けたとすると、作業エラーは二晩完全に徹夜した状態に匹敵するんだとか。理想は、ベッドに入ったらなるべく早く眠りに入り、そのまま最初の3時間をしっかりと眠ることです。しかし、いざ眠ろうとしたものの頭が冴えてしまう、というふうになってしまう方もいるのではないでしょうか。それを防ぐためのカギが体温調整なのです。ポイントは、体温が下がり始める前に、一度しっかりと体温を上げておき、なるべく差がつくようにして寝つきをよくすること。
1、就寝前の入浴で体温を上げる
寝る前に体温を上げる方法として、もっとも有効なのは入浴。夏場などシャワーで手早く済ませてしまう人もいるかもしれませんが、しっかりと入浴をするようにしましょう。お湯の温度はぬるめ(38?40度)が適温。
その理由は、ぬるめの方が入浴中の体温の上がり方がゆるやかで、お風呂からでた後の体温の下がり方が理想的だからです。入浴後は、身体の緊張がゆるんだことによって副交感神経が刺激され、眠るときに優位にしておきたい副交感神経のスイッチがオンになるので、30分ほどでスムーズに眠りにつくことができます。ここで注意しておきたいのが熱めのお風呂入ったとき。温度が高いと血圧が上がって身体が緊張し、交感神経が刺激されてしまいます。さらに、体温が下がるまでに時間がかかるので、寝付くまでに余計な時間がかかってしまいます。ということで、すぐに眠りに入りたい方はぬるめのお風呂に入りましょう。
2、午後8時までの軽い運動で体温を上げる
運動をすると、身体の内部から熱が出て体温がぐんぐん上がります。その後、2時間ぐらい経つと、放熱が行われて体温が下がり始めるので、眠気がやってきます。このとき注意しなければならないのは、運動をする時間帯。体温が下がり始める前にできるだけ体温を上げることが目的なので、午前中や午後の早い時間では意味がありません。逆に遅い時間では、なかなか体温がさがらないため、かえって寝つきを悪くしてしまいます。なので、運動は夕方から午後8時ごろまでに行いましょう。ちなみに運動はハードな筋トレや息をつめてダッシュするようなものはNG。筋肉痛や興奮が鎮まるのに時間がかかるためオススメできません。運動するのであれば、20分30分かけてゆっくりと心拍数があがっていくような有酸素運動、つまりウォーキングや軽いランニングなどが有効です。
温泉の入り方は、温泉に着いて1時間ほど落ち着いてから入る。興奮状態のまま入らない。次の日の朝は散歩してから乳酸をほぐしてから入る。