子供にも人のために時間を使える思いやりを持ってもらいたいですね。

「人は死ぬ時何を思うのか」
ゲーテの言葉に、「何らかの形で死を克服した人の生き方は明るい」というものがある。現代の日本人には死生観が欠落している。

「世界がもし100人の村だったら」という本がはやった。世界を100人が住む一つの村にたとえ、様々な統計に基づくデーターをその村に当てはめて考えてみたものです。それによると高等教育を受けられる人は、100人に1人しかいないそうです。「大学にいってやる」というつもりなら、両親に対して申し訳ないと思いなさい。

面倒くさいことをきちんとやる。毎日の生活の中には「嫌だな」とか「面倒くさい」と思うことがたくさんあります。「嫌なことや面倒くさいことはなしない」という選択肢はありますが、私がそれをすれば、たれかが助かる。あるいは幸せな気持ちになれると信じて、あえて嫌なこと、面倒くさいことをきちんとやるのです。美しい人になるには、外見をきれいにするだけではなく、内面も磨かなければなりません。「面倒だから後回しにしよう」を「面倒だから、しよう」とする。例えば、挨拶するとき、いちいち立ち止まり、足をそろえてお辞儀をするなど。相談を受けるからには、「今この時間は、すべてあなたのために使っています」という態度で接する。ほかの用事のことなどに心をとらわれない。そういう気持ちで接することが重要です。

家族や知人が末期がんになったらどうするか。やみくもに頑張れと励ましたり、こうしたほうがいいなどというアドバイスするのは避けた方がいい。相手が知人であれ家族であれ、見舞いに行ったらできるだけ相手の話を聴く。今何を苦しみ、悩み、求めているのか。「死」は決して敗北ではない。充実した終末期をどうやって支えるかをみんなで考えるべきではないだろうか。

延命治療に疑問を持った。平穏死は本人を尊重した最後の迎え方。最後の一時間前まで家族と楽しむ。老衰は「故障」ではなく、「寿命」が来た状態。平穏死は本来、当たり前のこと。


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